長沼合戦(ながぬまかっせん)とは、元亀3年(1572年)4月に上杉謙信軍と武田信玄軍との間で行なわれた合戦。この戦いは決着は着かなかった。また『甲陽軍鑑』しか史料が無く、兵力差から本当にこのような合戦があったのか疑問が持たれている。
元亀3年(1572年)4月初旬、越後の上杉謙信が信濃川中島(現在の長野市)に向けて侵攻を開始した[1]。これに対して信濃高遠(現在の伊那市)にいた武田勝頼が夜を駆けて長沼に急行し、800の兵で上杉軍1万5000と対峙した[1]。謙信は勝頼に構わず、越後に引き上げた[1]。
- ↑ a b c 柴辻俊六・平山優 『武田勝頼のすべて』新人物往来社、2007年、P239
参考文献[編集]
- 柴辻俊六・平山優 『武田勝頼のすべて』(新人物往来社、2007年) ISBN 978-4-404-03424-3