長曾我部元国・元親伝記
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長曾我部元国・元親伝記(ちょうそかべもとくに・もとちかでんき)とは、四国の長宗我部氏に関する史料である。
概要[編集]
著者・成立年代[編集]
著者も成立年代も不明。成立年代は恐らく江戸時代と推定される。
内容[編集]
全1巻。四国の英雄である長宗我部元親に関する伝記が中心で、1巻内の11丁のうち、8丁余りが元親について記録されている。なお、題名の元国とは、元親の父・長宗我部国親のことである。元国と称されていたのかどうかについては史実では確認できていない。
元親以外には、父の国親、そして元親の長男・長宗我部信親、4男・長宗我部盛親についての略伝を記録しているが、その内容は『土佐軍記』などを参考にしていると見られる。なお、漢文体で『史記』列伝風に記述しており、長宗我部氏の戦国時代の合戦や生涯について描かれている。