長屋王の墓(ながやおうのはか)とは、奈良県生駒郡平群町梨本に存在する墓である。
平群駅の北、松に覆われた小さな円墳で、古くからここが長屋王の墓と伝えられている。
長屋王は奈良時代の皇族で、天武天皇の孫であり、藤原不比等の死後に政治の実権を掌握したが、それを苦々しく思う不比等の子ら藤原四兄弟の陰謀により自殺に追い込まれ、夫人の吉備内親王もそれに殉じた。長屋王の墓の北西に夫人の墓もある。