酒呑童子
酒呑童子 しゅてんどうじ | |||||||||||||||||||||||||||||||
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『酒呑童子』(しゅてんどうじ)とは、日本の『
概要[編集]
複数の鬼を束ねる頭領として扱われている通り、かなり強かった模様。
鬼扱いされているが話せば分かる人柄だったようで、酒好きで嘘や謀は好まない性格だった模様。
所業[編集]
「大江山絵詞」によると人をさらっていたようだが、安倍晴明という占い師により正体が判明したらしい。
人肉を食らっていたり血を飲んでいたという話はあるが、一説によると赤ワインを飲んでいたとされる。
最期[編集]
自分を殺しに来た一行を初めは警戒するものの、親切に招き入れておもてなししている。
その一行と酒盛りをしている時に毒酒を飲まされ、寝込んでいる時に首を取られたらしい。その時に「鬼に横道はない」(意訳:鬼ですらそんな道理に反することはしない)と言ったようだから、鬼としては正々堂々と勝負しろという意味だったのだろうか。でも寝込みを襲うくらいしか勝機が見いだせない程に強かったのだと思う[1]。「お前が言うな」という状況ではあるが。
首は宇治の平等院の宝蔵に収容されているらしく、それほどの大物だったという事らしい。首塚大明神に眠っているという話もある。
鬼になった理由[編集]
諸説見ると鬼のようにならざるを得ない状況だったのだろうと思われる。
当時は現代のように生活保護とか無いだろうから、生きるために必死だったのかな、と思う。ソマリア沖の海賊みたいに[1]。
仲間[編集]
同じ鬼の茨木童子が右腕で、他にも数人の鬼を従えていたとされる。
『大江山絵詞』の口語訳を読んでから[編集]
『酒呑童子』(しゅてんどうじ)とは、日本の『
概要[編集]
人を多数さらって城の部屋に閉じ込めておく、人さらいは部下にさせる、昼夜構わず酒を飲む等、まさに鬼の王として長期に渡って君臨している。
鬼の城は人里離れた大江山の奥にあり、さらってきた人そのものを食料にしていた。
鬼の城の特徴[編集]
- 八脚門(はっきゃくもん、やつあしもん)を備えている。
- 門の柱や扉は非常に美しく整備されている。
- 城の中では女性が泣いている。
酒呑童子の特徴[編集]
变化の術を使うが寝ている時は術が解けていたようで、その背丈は五丈(約15m)、目は15個、角は5つあったんだとか。
気づいた点[編集]
- ウィキペディア上、というか御伽草子との差異
- 「神便鬼毒酒」とかいう表現は無い模様。肉は出てくるが人肉とは表現されておらず、何の肉か分からない肉とされている。酒呑童子は死に際に「鬼に横道はない」とも言っていない。茨木童子も出てこない?
- 食糧問題
- 多数の人をさらって食料にしていたため、食料の量には困っていなかったようだが、カニバリズムによるプリオンの摂取はクールー病やクロイツフェルト・ヤコブ病になる恐れがあるらしい。
- あるいは人を長期に渡って食料にしても平気な人種だったとか?
脚注[編集]
参考[編集]
- 『大江山絵詞』の口語訳を公開するにあたって - pixiv