出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
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は複数に分類される。

  • 中国の「鬼子(グァイズ)」は「幽霊」「化物」「悪鬼」であるとされる。かつて日本兵は「日本鬼子(リーベングァイズ)」と呼ばれ、中国映画『鬼が来た!』で知られる。
  • 「もの」と呼ばれる、「この世のものではないもの」全般をいう。馬場あき子『鬼の研究』に詳しい。堤中納言日記の『虫愛づる姫君』では「鬼と女は姿ぞ見せぬがよき」といい、「隠(おん)」が転じたものであるという説がある。疫神もここに含めることがあり、「蘇民将来子孫也」はこれを祓うとされる。節分の鬼もここ。
  • 「強い」「頑丈」「いかつい」。「醜(しこ)」ともいい、力士の「四股名(醜名)」もここに由来する。「オニカサゴ」などの和名としての「オニ」の語源ともされる。
  • 地獄の鬼。「来年のことを言うと鬼が嗤う」は「人間はいつ死ぬかわからない」の言換え。

概要[編集]

ブルコラカスと同様、「冥府と現世を往来できる」とされる。冥府には布がないため毛皮を着る。西欧では「熊」「狼」、中国では「虎」である。鬼が虎皮の褌をしているため。鎌倉時代の絵巻物では、毛皮を身にまとっているのは「聖(ひじり)」か「鬼(おに)」である。

人間生活との関わり・利用[編集]

「海老の鬼殻焼き」あたりか? キーウィフルーツの和名は「オニマタタビ」である。珊瑚を食害するオニヒトデは駆除の対象となるが、「法螺貝」が生体のオニヒトデを襲って喰うことも知られている。幼体は珊瑚にも喰われる。
プログラミング・パラダイムのオブジェクト指向は、要するに「もの指向」であり、かつては「算体志向言語」とも謂われた。「式を打つと出る」のだから「式神」でありそうな気もするが「神は機能」「鬼は性能」なので、区別は曖昧。「ネ申」だと「人間技とは思えない」。「鬼強い」「鬼辛(から)い」などは「鬼」。

吉田兼好の『徒然草』には「鬼の女」が見世物になるという段がある(50段)。

脚注[編集]


関連作品[編集]

関連項目[編集]

参考文献[編集]