郵便投票
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郵便投票(ゆうびんとうひょう)とは、ここでは日本の制度について説明する。不在者投票の一種であり、投票所に行けない有権者が郵送で投票する制度のことである。市区町村の選挙管理委員会に投票用紙を請求し、郵送された投票用紙に候補者名を記入して返送することになる。昭和25年(1950年)に公布された公職選挙法においては、病気や妊娠などの理由で歩行が難しいとされている有権者に認められていた。ところが、翌年の第2回統一地方選挙において不正が横行したため、廃止となる。昭和49年(1974年)、足や心臓などに障害がある人に限定した現行制度に変更され、平成15年(2003年)には公職選挙法が改正されて要介護度が最も重い「5」の有権者に拡大された。令和元年(2019年)の第25回参議院議員通常選挙の郵便投票者数は、比例代表、選挙区ともおよそ2万人を数えている。