那賀川町立歴史民俗資料館
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那賀川町立歴史民俗資料館(なかがわちょうりつれきしみんぞくしりょうかん)とは、徳島県阿南市那賀川町古津(旧・那賀郡那賀川町古津)にある歴史民俗資料館である。
概要[編集]
室町幕府の第10代将軍・足利義稙の養子で第11代将軍・足利義澄の庶長子、第14代将軍・足利義栄の実父であり、阿波国で平島公方として君臨していた足利義維以来の歴代平島公方関係の歴史、遺品、史料、所縁の品々を中心に展示している。この資料館の地は元々、畿内での勢力争いに敗れた義維が阿波国守護の細川持隆に庇護されて一時居城に引き取られたが、家臣を360名も率いた義維にとって持隆の城には不自由も少なくなかったので、京都の天竜寺の荘園であった平島荘の古津に移動して居所と定め、平島公方になったのが始まりである。
平島公方は江戸時代に阿波国を蜂須賀氏が支配した後も続き、その居館を周囲は「平島館」とか「公方館」と呼んだという。