退役防衛装備品(たいえきぼうえいそうびひん)とは、老朽化や最新型機への更新に伴い、不要となった防衛装備品のことである。通常は解体されて、鉄やアルミなどとして再利用される。日本政府は平成29年(2017年)に中古の防衛装備品を他国に無償や安価で譲渡できるようにするため、自衛隊法を改正した。これにより、これまで防衛協力としてフィリピンに海上自衛隊の練習機TC90を無賃で譲渡した。また、戦後初の国産戦車で平成12年(2000年)に退役した陸上自衛隊の61式戦車をヨルダンの王立戦車博物館へ展示品として貸与している。