赤バス
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赤バス(あかバス)
本稿では1.について詳述する。
概要[編集]
市営バスや民営バスではカバーしきれない住宅地と公共施設をきめ細かく結ぶ地域密着型路線として企画・運営されていたが、運行時間の短さなどで決して利便性が高いと言えない路線も多く、2012年度末に全線が廃止された。ただし利用者の多かった「西淡路 - 区役所」、「長吉長原西 - 瓜破西」、「天王寺ループ」の3路線については一般路線への転換という形で存続した。
当該路線を担当する乗務員は大阪市交通局の乗務員ではなく、大阪運輸振興の乗務員だった。
路線[編集]
酉島営業所担当[編集]
- 福島ループ
- 此花ループ
- 西淀川ループ
住之江営業所担当[編集]
井高野営業所担当[編集]
- 西淡路 - 東淀川区役所 - 廃止後、一般路線11号系統に継承。
- 東淀川東ループ
- 旭ループ - 廃止後、旭区のコミュニティバスとなり、後に北港観光バスの自主運行路線となる。
- 城東北ループ
- 城東南ループ - 2014年4月から一部区間は市バス一般路線である21号系統を経路変更してカバー。
- 長柄東 - 大淀中
- 京橋 - 毛馬 - 2013年4月から翌年3月までは京阪バス運行の都島区バスとして運行。4月からは市バス57号系統の経路を変更して代替。
長吉営業所[編集]
- 天王寺ループ - 一般路線68号系統として運行するも1年で廃止。一部は18号系統、22号系統の経路変更で代替。
- 生野北ループ
- 生野南ループ
- 鶴見ループ - 2014年4月から一般路線45号系統を延伸して一部区間を代替。
- 阿倍野ループ - 一部は一般路線54D号系統で代替。
- 東住吉北ループ
- 東住吉南ループ - 日本城バスの西田辺・瓜破線となり、後に北港観光バスへ譲渡される。
- 平野区役所 - 地下鉄南巽 - 期間限定で福祉バスとして存続。
- 長吉長原西 - 瓜破西 - 一般路線16・66号系統に分割して存続。2014年4月に66号系統は14号系統に統合されて廃止されたが、路線はほぼそのまま残っている。
鶴町営業所[編集]
- 大正ループ
- 浪速ループ東
- 波速ループ西
車両[編集]
狭隘区間を走るという事で小型バスが使用され、初期はスウェーデン・オムニノーバ社製のマルチライダーを導入。後の路線拡充の際にはオムニノーバ社が倒産したなどの事情により、メルセデス・ベンツ・トランスポーターT1Nベースのミニバスに変更された。塗装は赤一色である。
2012年には老朽化したマルチライダーの置き換えとして日野・ポンチョが新車導入された。しかし赤バス廃止が予定されていた事から、大阪市交通局の一般車の帯の色を赤色に変えたデザインで導入された。廃止後、帯色を一般車と同じものに変更して引き続き一般路線で使用されたが、2014年4月のダイヤ改正で12両が余剰化。オークションで売却された。売却された12両のうち2両は西東京バスに移籍しており、ウエストミンスターの鐘のドアブザーがそのままで運用されているという。