日野・ポンチョ
日野・ポンチョ(PONCHO)とは、日野自動車が2002年から販売している小型バスである。
概要[編集]
2002年に初代ポンチョが発売された。型式はVF3ZCPMACである。純粋な日本製ではなく、シャーシとエンジンは外国製であった。初代ポンチョは、2004年より車両最後部にドアを設けて車椅子の乗降を容易にしたモデルが発売された。2005年に販売を終了。
2006年3月22日、フルモデルチェンジ。シャーシとエンジンも日野製となり、完全な日本製になった。エンジンは直列4気筒のJ05Dである。また、ドアが戸袋を必要としない「アウトスライドドア[1]」になっている。平成17年排出ガス規制に適合しており、これは全長7m・幅2mクラスの小型バスでは国内初となる。2代目ポンチョには長さにロングとショートの二種類が存在し、後者は中型自動車の扱いとなる。型式はロングがADG-HX6JLAE、ショートはADG-HX6JHAE[2]。同年12月20日より5速AT車が発売されている[3]。また、2007年7月18日からは低排出ガス重量車認定を受けたことにより、型式が変更され、ロングがBDG-HX6JLAE、ショートがBDG-HX6JHAEとなった[4]。この2代目ポンチョはホイールベースが長く、一部の小型路線では運用できないという事態が起こっている。
2011年から平成22年排出ガス規制に適合し、エンジンが直列4気筒のJ05Eに変更、型式がロングがSKG-HX9JLBE、SDG-HX9JLBE、ショートがSKG-HX9JHBE、SDG-HX9JHBEとなった。
2017年12月5日、平成28年排出ガス規制に適合した。このモデルより尿素SCRシステムを搭載している。型式はロングが2DG-HX9JLCE、2DG-HX9JHCE[5]。
日野不正問題の影響により2022年8月から2023年2月頃まで販売を休止していた。
日野ポンチョ Z EV[編集]
2021年6月9日に発表された。BYD J6のOEMである。2022年春に発売予定とされていたが、日本自動車工業会の自主規制物質である「六価クロム」が使用されていたことが原因で2023年2月16日に発売凍結が決定された。
脚注[編集]
- ↑ 要はプラグドアである。
- ↑ 日野自動車、小型路線バス 新型「日野ポンチョ」を発売 2006年3月22日
- ↑ 小型路線バス「日野ポンチョ」に“電子制御式5速オートマチックトランスミッション”車を追加設定 2006年12月20日
- ↑ 日野自動車、大型ハイブリッド路線バス「日野ブルーリボンシティハイブリッド」の燃費基準適合車発売 2007年7月18日
- ↑ 日野自動車、小型バス「日野ポンチョ」を改良して新発売