谷風の墓
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谷風の墓(たにかぜのはか)とは、宮城県仙台市若林区霞目2丁目1に存在する墓である。
概要[編集]
谷風とは江戸時代後期の伝説的な力士であり、「谷風の前に谷風無く、谷風の後に谷風無し」とまで謳われた人物である。身長197センチ、体重180キロと当時としてはかなり恵まれた体躯をしていたとされ、連戦連勝で寛政元年(1789年)に40歳で4代目の横綱となった。なお、記録によると明和6年(1769年)の本場所から、寛政8年(1796年)に死去するまで負けたのはわずか3回、もしくは2764回の通算において4回しか負けていないというから、驚異的な勝率を誇っている。
現在、墓には「釈姓谷響了風正定位」と刻まれているが、実は当初はあまり顧みられずに荒廃していた。谷風の事績を知った自衛隊員が墓域を改修し、鳴子山石や松を配して、渓流をかたどって白い玉石を敷き詰めた見事な石庭を作庭したといわれている。