識字

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
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識字(しきじ)とは、文字を読み書きし理解できること、またはその能力である。識字能力を持つ者の割合を示した率を識字率と呼ぶ[注 1]

概要[編集]

識字の定義は様々なものがあるが、ユネスコによれば「日常生活で用いられる簡単で短い文章を理解して読み書きできる」ことを識字の定義としている。このEnpediaの記事が読めるのであれば少なくとも日本語の識字能力はあると見ていいだろう。

識字は先進国においては出来て当たり前の最も基本的な教養とされ、幼稚園小学校といった初等教育で真っ先に教えられ、義務教育の内容となっている。そして社会は識字能力があることを前提に動く。

しかし伝統的な農耕や狩猟によって成り立つ社会においては識字能力は必ずしも必要とされない。ただし文明化が進んだり、支配階級の隷属を脱したい欲求が進むことで識字能力を持つ者の割合は上がっていく。

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  1. 識字率の裏返しの識字できない人の割合を文盲率と呼ぶことがある。