計算機
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計算機 (けいさんき)とは、手計算や暗算に拠らず、「計算を行なう機械」である。
データ処理ではもっぱらデータを扱うが、情報とデータを橋渡しする過程には入出力(I/O)というプロセスが入る。入力から出力にいたる過程を機械的なブラックボックス化したものが計算機であるといえる。
概要[編集]
大きく分けてアナログ式計算機とデジタル式計算機があり、もっとも単純なものとして前者は計算尺、後者は算盤である。歯車を用いた機械式の計算機が、おそらく計算機の原点であろう。ソロバンや「ネイピアの骨棒」や計算尺は、「計算機」というよりも「計算器」といえるだろう。
歴史[編集]
パスカルが発明したという「パスカリーヌ」が嚆矢とされる。そこから「マーチャント式計算機」(いわゆる手回し計算機)という形に発展し、チャールズ・バベツジによる階差機関(ディファレンシャル・エンジン)につながった。
「計算の機械化」においては、電気式計算機(リレー式)が登場した。その後、アメリカ合衆国が第二次世界大戦での物資の輸送に膨大な計算を必要としたことから1945年に真空管を用いた電子計算機が登場し、半導体の発明後は急速に小型化された[1]。