衣笠の松(きぬがさのまつ)とは、宮城県名取市増田2丁目2-1に存在する市指定天然記念物の松の樹のことである。
名取市民会館の前(菊池善蔵屋敷跡)にある松の老木。樹齢数百年を数えると言われ、高さは5メートルほど。
明治9年(1876年)、明治天皇の東北巡幸の際に休憩所に当てられた場所にあった松の木であり、枝振りが良く、笠のように枝を広げていたことから、供奉していた木戸孝允が詠んだ短歌から命名されたと言われている。