衣浦東映

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衣浦東映(きぬうらとうえい)は、かつて愛知県高浜市字馬場52にあった映画館。1957年に開館し、1990年頃に閉館した。

歴史[編集]

千歳座[編集]

愛知県碧海郡高浜町高浜(現在の高浜市青木町)には、1926年以前から映画館として千歳座があった。戦前には碧海郡高浜町で唯一の映画館だった。木戸を通って履物を預けて引替札を受取り、畳の客席に腰を下ろした。活動写真全盛期から昭和の中頃まであった。衣浦東映の開館後、1962年(昭和37年)以後に閉館した。

衣浦東映[編集]

千歳座の経営者によって1957年(昭和32年)12月に衣浦東映が新築開館した。1959年(昭和34年)の伊勢湾台風では衣浦東映も被害を受けたものの、自分達でスレートなどの建材を仕入れて修理を行い、上映を再開した。映画全盛期には村田英雄市川猿之助松竹歌劇団なども衣浦東映を訪れて公演を行い、大入り満員となった。1990年(平成2年)9月の13号台風で屋根や壁面が壊れ、やむなく休館(事実上の閉館)となった。