薬膳

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薬膳(やくぜん)は、主に漢方薬の材料を使った中国料理である[1]。健康維持、健康増進、病気の予防や治療、不老長寿などを目的とした中国発祥の料理であり献立[1]。「日々の食事(食養生)は薬の投与と源は同じである。」とする医食同源(薬食同源)の思想から生まれたものである[1]

概要[編集]

じつはカレーも薬膳のひとつと考えうる。カレーに用いられるスパイスの殆どは生薬とされ、生姜や大蒜もそのカテゴリーに入る。また、大量のタマネギを加えることで血栓防止作用も期待できる[2]
また、ただの粥でも枸杞や小豆やおろし大根が入ると俄然薬膳っぽくなる。韓国のサムゲタンは栄養豊富で身体を温め、玉子は「精がつく」し鰻は「夏痩せに効く」し瓜や葱は「利尿作用がある」ので、「この症状にはこの素材」という抽斗を増やしておくと料理の幅が広がって楽しく食生活が豊かになる。
タイ料理インドネシア料理臺灣料理沖縄料理などはかなり参考になる。

脚注[編集]

  1. a b c 薬膳』 - コトバンク
  2. ただしタマネギは繊切りにして充分に空気に晒さないと抗血栓作用がさほど期待できないので、空気に晒してから電子レンジで水気を飛ばし、それから胡麻油(バターも可)とおろし生姜と大蒜を加えてよく炒め、水を加えず湯剥きしたトマトを加えたうえで茸を足してうまみ成分を足したりすれば充分に薬膳として通る。「肉らしいものがひとかけらも感じられない」ため「可愛らしいカレー」と呼ばれるが、育ち過ぎた椎茸やカンゾウタケなどを加えるとますます分からなくなる。