自動車教習所

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自動車教習所(じどうしゃきょうしゅうじょ)は、自動車の運転テクニックや構造、交通規則を教える学校のことで自動車学校とも呼ばれる。なお、路上教習が義務付けられない原付の講習もオマケである。

概要[編集]

カリキュラムは組んであるが、早い人は数ヶ月で卒業してしまう。一方運転に不向きなタイプは半年以上かかる事がある。

よっぽどのことがない限り、学科で躓く人は少ない。

実技では駐車とS字クランク、AT限定解除での1速から4速までのギアチェンジが難しいとされている。

日本では、仮に指導員つきであっても、仮免許の無い初心者が公道で運転することが禁止されており、路上教習は、仮免許(満18歳以上)を取得後となる。

教官[編集]

昔から教官の質が悪く、一時期は殴る蹴るは普通だった。このためビートたけしの小説『佐竹君からの手紙』では怒った教習所の生徒が教官をひき殺そうと車で追いかけまわしたという話があるくらいだ。なお、このシーンは実話が元らしい。

教習スケジュール[編集]

教習には通学型と合宿型があり、どちらを選択可能かは自動車学校により異なる。合宿型だと短期集中で2週間程度で卒業できる。一方通学の場合、時間の空いている時に自動車学校に通い、2~3ヶ月かけて卒業する形となる。

教習は、おおむね次の順で進んでいく。

  • 適性検査(視力検査など)
  • 第一段階教習
    • 学科教習 - 一回1時間×10~15回程度。
    • 技能教習 - 一回1時間×10~15回程度で、教習所の所内でのみ行われる。狭いジグザグの道を進むS字クランクが第一段階の大きな山場。
  • 仮免許試験
    • 技能試験 - 教習所のコース内での運転技能を試験する。最大30km/h出す必要があるが、教習所内だとかなり速く感じる。
    • 学科試験 - 50点満点の試験が行われ、45点以上で合格。
    • 両試験に合格すると、仮免許が交付され、指導員同乗が条件で路上での運転が許可される。
  • 第二段階教習
    • 学科教習 - 一回1時間×10~15回程度。
    • 技能教習 - 一回1時間×10~15回程度。教習所の外での路上教習がメイン。駐車(縦列駐車、方向転換)も第二段階で行う。
  • 卒業試験
    • 学科試験 - 本免許試験と同じ形式の100点満点の試験が行われ、90点以上で合格。
    • 技能試験 - 路上の運転+駐車の試験が行われる。ここで合格できれば、二度と運転しなくても、運転免許を取得し延々更新し続けることも可能である(これが真のペーパードライバー)。

卒業試験を合格すると、自動車教習所を卒業となる。公安委員会指定の教習所の場合、運転免許試験において技能試験が免除となる。ただし、ただ卒業しただけでは運転免許を取れないので注意。免許を取るには、卒業後半年以内に都道府県警察管轄の免許試験場で学科試験に合格する必要がある。なお、学科試験を受験し忘れ、免許取得の道がふり出しに戻る人も多い。

業態[編集]

と同じで、私企業が運営している教習所が多く、レストラン等の事業を行っているところも少なくない。
公益法人の場合、交通安全協会が運営している教習所もある。

関連作品[編集]

  • 映画『免許がない!』
  • TBS系テレビドラマ『教習所物語』

その他[編集]

日本国外では、自動車教習所は独特なものに見られるようだ。特にドイツは免許取得にあたり、いきなり路上教習をやるそうだ。