今の若い者は
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今の若い者は (いまのわかいものは)とは、年配の者が若者の言動を嘆く言葉である。
表記揺れ[編集]
「今どきの若い者は」「最近の若い者は」、女性が使う言葉として「今の若い子は」と様々である。
概要[編集]
古来からある言葉であり、初出はハッキリしない。
古代アッシリアの粘土板に刻まれていたという話が広く流布しているが、実際は下記のような文言であり「今の若い者は」と直接的に書かれてはいない。
世も末だ。未来は明るくない。賄賂の横行や不正の横行は、目にあまる
この話は、SF作家アイザック・アシモフの著書『アシモフの雑学コレクション』に書かれ、テレビ番組『トリビアの泉』が取り上げたことで広まった説と思われる。
1200年前に建てられた法隆寺の塔に「今の若い者は…」という落書きが残っていたという話もある。
清少納言や吉田兼好も使ったとされる。江戸時代を舞台にした時代劇や古典落語でも見受けられ、息子から冒頭の言葉を投げかけられると父親がこの言葉を吐き捨てるのが定番である。後に続く言葉として「昔はこうじゃなかった」。さらに酷い物言いとしては「育てかたを間違えた」がある。
とはいえ日本帝国海軍では「教育」に関心があり、山本五十六も「“いまどきの若い者は”などとは申すまじく候」と書き残しているという。
このフレーズが登場する作品[編集]
- 映画『十二人の怒れる男』(20:43地点) - リー・J・コッブ演じる3番の陪審員が「近ごろの子供はなっとらん」と発言する。