翡翠

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翡翠(ひすい)とは、古くより東洋に伝わる宝石の一種。濃い緑色をしている。

解説[編集]

大昔より中国で盛んに使われていた宝石で、それが日本にも伝わり古墳の埋葬品の勾玉などに使われていた。濃い緑色の宝石で、エメラルドのような透明感は低い。だが、緑が濃くて透明度の高いものもあり、ロウカンと呼ばれていて重宝される。硬くて割れづらいので彫刻用にもなる。主にブローチや帯留めに使われる。他にも翡翠の香炉などがある。

中国以外だとニュージーランドアラスカでも産出される。日本では新潟県糸魚川市周辺からも出る。ただし、白っぽいものが多く緑は少ない。主として印鑑の材料に使われる事が多い。

鉱物の分類では輝石や角閃石と同じ種類となる。翡翠の仲間の石で玉(ギョク)というものもある。大量に出るため宝石に届かず貴石扱いである。

余談[編集]

アニメ版『サザエさん』のオープニングで糸魚川ヒスイ海岸が流れた[1]

脚注[編集]

参考文献[編集]

  • 崎川範行 『宝石』、1963年8月1日