糸井神社
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糸井神社(いといじんじゃ)は、奈良県磯城郡川西町大字結崎68番に存在する神社である。
概要[編集]
この地の氏神として古くから崇敬を集める神社であり、中世の頃には結崎宮(ゆうざきぐう)と言われていた。現在に伝わる地名の結崎も、この結崎宮にちなむものだといわれる。
江戸時代になるとこの地では綿作と機織りが盛んになり、機織り集団と関りを持つようになり、祭神に綾羽明神や呉羽明神を祀るようになる。拝殿に掲げられている大絵馬は有名である。雨乞いのなもで踊りの絵馬は江戸時代後期の天保13年(1842年)のもので、右下部分に西瓜の切り売りをしている屋台が描かれている。この地方は昔は大和西瓜の産地として有名であり、この絵馬によれば既に江戸時代後期には西瓜の切り売りが行われていたことがわかる。
なお、結崎は能楽観世流の発祥地であり、神社の寺川の近くにはそのゆかりの面塚がある。