第零次世界大戦
ナビゲーションに移動
検索に移動
第零次世界大戦(だいれいじせかいたいせん)とは、第一次世界大戦より前に起こった戦争を世界大戦であったと主張したい場合に使用される用語である。しばしば第零次世界大戦として言及される戦争に、日露戦争がある。日露戦争で直接戦火を交えたのは日本とロシアだけであるが、大方の予想に反し日本が勝利したことがその後の世界情勢に大きな影響を与えたため、世界大戦と呼ぶに値するという考えがある。
この他にも、七年戦争やクリミア戦争が世界情勢に大きな影響を与えており、第零次世界大戦とされる場合がある。ナポレオン戦争や三十年戦争なども比較対象として、第零次世界大戦的な側面がある。トロイア戦争が第零次世界大戦と呼ばれる場合もあるが、時代が古すぎて詳細がはっきりしない上、当時は全世界に影響力を及ぼせるような国はなかったことから、少なくともこの場合の「世界」とは中東・ヨーロッパ・北アフリカ程度のみを指していると考えるのが妥当であろう。