竹田の子守唄
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竹田の子守唄 (たけだのこもりうた)は、京都府京都市伏見区竹田地区で歌い継がれてきた子守唄、及び、男女混成5人編成のグループである赤い鳥によって1971年に発表したフォークソングである。
概要[編集]
「子守唄」と題するが、子供を寝かしつけるためではなく被差別部落に育った少女が学校にも通わせてもらえず、貧しい食事と子守のつらさ、子供への意地悪を唄った「守子唄」である。労働歌の一種である。
歴史[編集]
1966年に東京芸術座が奈良県の被差別部落を書いた住井すゑの小説、橋のない川を舞台上映する際に使う音楽として竹田地区で地域の老婦人から聞き取った子守唄の歌詞、曲を編曲して発表した。このために原曲とは大幅に異なる。元の唄の歌詞はレコード化されていない。「竹田の子守唄」はヒットしたが、「被差別部落との関連がある」ということで表舞台から消え、かごめかごめ、とおりゃんせとともに音楽科の教科書から姿を消した。また、「赤い鳥」のベスト盤CDにも収録されていない。
放送禁止歌[編集]
要注意歌謡曲一覧に掲載された。フジテレビは1986年7月4日付の文書に次のことを記載していた。
〇竹田の子守唄
同和がらみでOA不可。京都府同和研でもOA不可。
解同の見解によれば、唄の作られ唄われた理由、背景などをよく理解してくれればOA可とのことなれど、実際は理解することは不可能なので
現実的にはNO。
在所=未解放部落