石川光男 (物理学者)
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石川 光男(いしかわ みつお、1933年 - 2022年3月5日)は、物理学者。国際基督教大学名誉教授。真生活産業塾塾長。生命エネルギー研究所顧問[1]。専門は生物物理学[2]、高分子物理学[1]。
札幌市生まれ。1959年北海道大学大学院理学研究科修士課程修了[2]。1959年国際基督教大学物理学教室助手[3][1]。1971年「Effects of ultraviolet light and X-rays on aqueous solutions of polymers related to living systems(生体に関連ある高分子の水溶液に対する紫外線及びX線の影響)」で理学博士(北海道大学)[4]。1974年国際基督教大学理学科教授、1987年同大学院理学研究科教授[2][1]。1999年退職[3]。
国際基督教大学は石川の研究を「「高分子物質に対する放射線効果」について世界におけるこの方面の先駆的な研究を続けてこられ、生体物質の放射線効果の測定についても高く評価されました。また、理科教育法について永年研究を重ねられるなど、学外においても多大な貢献をされました」とまとめている[3]。学内で教養学部長補佐、初代一般教育主任などを歴任[3]。学外で日本ストレス学会理事[5][1]、人体科学会理事[1][2]、日本創造学会評議員、日本綜合医学会顧問、日本ホリスティック医学協会理事[5]、同顧問[1][2]、真生活産業機構理事[2]などを歴任。NHK教育テレビ「こころの時代」などTVにも出演[6]。
2022年3月5日に死去、88歳[3]。
著書[編集]
単著[編集]
- 『東洋的生命観と学問――新しい生命学をさぐる』(三信図書、1983年)
- 『ニューサイエンスの世界観――二十一世紀へのパラダイム・シフト』(たま出版、1985年)
- 『生命思考――ニューサイエンスと東洋思想の融合』(ティビーエス・ブリタニカ、1986年/PHP研究所[PHP文庫]、1995年)
- 『ビジネスに活かす「生命システム」からの発想――「自然律」で人と組織が活性化できる!』(PHP研究所[PHP business library]、1987年)
- 『自然に学ぶ共創思考――「いのち」を活かすホリスティック・ライフ』(日本教文社、1993年)
- 『西と東の生命観――21世紀を創る文化の視点』(三信図書、1994年)
- 『複雑系思考でよみがえる日本文明』(法蔵館、1999年)
- 『自然に学ぶ共創思考――「いのち」を活かすホリスティック・ライフ』(サンマーク出版[サンマーク文庫]、発売:サンマーク、2001年)
- 改訂版『自然に学ぶ共創思考――「いのち」を活かすライフスタイル』(日本教文社、2003年)
- 『自然に学ぶ生活の知恵――「いのち」を活かす三つの原則』(日本教文社、2003年)
共著[編集]
- 『新しい日本の教育像』(高橋史朗、木村治美、草野忠義共著、富士社会教育センター[パラダイムシリーズ]、2001年)
編著[編集]
- 『ホリスティック医学と教育――いのちを包括的に観る』(高橋史朗共編、至文堂[現代のエスプリ]、1997年)
訳書[編集]
- W.T.Welford『オックスフォード物理学シリーズ 14 光学』(丸善、1978年)
- J.C.スマッツ『ホーリズムと進化』(片岡洋二、高橋史朗共訳、玉川大学出版部、2005年)