石崎昭彦

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石崎 昭彦(いしざき てるひこ、1928年 - )は、経済学者。神奈川大学名誉教授。専攻はアメリカ経済論、世界経済論、経済政策論[1]宇野学派

東京生まれ。1953年横浜国立大学経済学部卒業。1958年東京大学大学院社会科学研究科応用経済学博士課程修了[2]楊井克巳遠藤湘吉から指導を受けた[3]。1958年東京大学社会科学研究所助手[4]。1961年神奈川大学経済学部助教授[3][4]。1963年「アメリカ金融資本の成立」で経済学博士(東京大学)[5]。1968年神奈川大学経済学部教授。1998年退職。1998-2000年産業学会会長[1]。著書に宇野理論の段階論をアメリカに適用した『アメリカ金融資本の成立』(東京大学出版会、1962年)がある[6]

著書[編集]

単著[編集]

  • 『アメリカ金融資本の成立』(東京大学出版会、1962年)
  • 『新経済ナショナリズム』(東京大学出版会[UP選書]、1979年)
  • 『日米経済の逆転』(東京大学出版会、1990年)
  • 『アメリカ新金融資本主義の成立と危機』(岩波書店、2014年)

共著[編集]

  • 『現代のアメリカ経済』(佐々木隆雄、鈴木直次、春田素夫共著、東洋経済新報社、1983年、第2版1988年)

編著[編集]

  • 『現代世界経済論』(楊井克巳共編、東京大学出版会、1973年、第2版1976年)
  • 『現代国際経済』(楊井克巳共編、東京大学出版会、1984年)

訳書[編集]

  • アーサー・ルイス『世界経済論――両大戦間の分析』(森恒夫、馬場宏二共訳、新評論、1969年)
  • エルネスト・マンデル『現代資本主義の抗争』(鬼塚豊吉共訳、東洋経済新報社、1972年)
  • ポール・アインチッヒ『ドルの運命』(中野広策共訳、東洋経済新報社、1974年)
  • 西村閑也監修『国際決済銀行年次報告書 第10巻』(佐々木隆雄共訳、日本評論社、1980年)
  • C.P.キンドルバーガー『大不況下の世界 1929‐1939』(木村一朗共訳、東京大学出版会、1982年)
    • (改訂増補版)チャールズ P. キンドルバーガー『大不況下の世界 1929‐1939』(木村一朗共訳、岩波書店、2009年)
  • マイケル・J.マンデル『インターネット不況』(東洋経済新報社、2001年)

出典[編集]

  1. a b インターネット不況 紀伊國屋書店
  2. 石崎昭彦『新経済ナショナリズム』東京大学出版会、1979年
  3. a b 石崎昭彦『アメリカ金融資本の成立』東京大学出版会、1962年
  4. a b 東京大学社会科学研究所編『社会科学研究所の30年――年表・座談会・資料』東京大学社会科学研究所、1977年、16、103頁
  5. CiNii 博士論文
  6. 森杲『アメリカ資本主義史論』ミネルヴァ書房、1976年、215頁