白鬚神社 (飯能市永田)

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白鬚神社(しらひげじんじゃ)は、埼玉県飯能市大字永田にある神社旧社格は村社。通称は明神様(みょうじんさま)[1][2]

祭神[編集]

歴史[編集]

創建年月日不明[4][2][3]。上と下に分かれている永田には上宮と下宮の2つの白鬚神社があったが、上宮の当社の方が古いとされる[2]元禄10年(1697年)2月に再興されたと奉納された鏡の裏に記されており[4][3]、当時下宮にも同型の鏡が奉納されている[2]江戸時代萬福寺別当を務めていた[4][2]。『新編武蔵国風土記稿』の永田村の項には「白髭社 村中の鎮守なり、例祭九月二十九日なり、萬福寺持」とある[5]

明治5年(1872年)に村社に列格した[4][2][3]。明治13年(1880年)9月に下宮である字宮前の村社白鬚神社を合祀した[4][3]。秋葉神社、稲荷神社も上宮に合祀された[6][2]。『武蔵国郡村誌』の永田村の項には「白鬚社 村社々地東西十四間南北十八間面積五百五十二坪村の東方にあり猿田彦命を祭る祭日九月二十九日」「白鬚社 平社々地東西十五間南北十四間面積二百十坪村の西方にあり同上」とあり[7]、前者が下宮、後者が上宮の当社であると考えられる。

本殿を持っていなかったが、昭和23年(1948年)に飯能町立飯能第一小学校(旧飯能町立飯能第一国民学校)の奉安殿を譲り受けて本殿とした[2]

境内[編集]

本殿、拝殿、社務所、鳥居、石燈籠、手水舎[3]、山神社、社務所(永田会館[8][2]

行事[編集]

『飯能市史』によれば、歳旦祭(1月1日)、春祭(4月8日、入学祭)、例祭(10月10日)、秋祭(11月25日)[3]。『埼玉の神社』によれば、元旦祭、春祈願及び勧学祭(4月第1日曜日)、秋祭(10月10日)[2]

交通アクセス[編集]

所在地:埼玉県飯能市大字永田363番地

脚注[編集]

参考文献[編集]

  • 蘆田伊人編 『大日本地誌大系 ⑮ 新編武蔵国風土記稿 第9巻』 雄山閣、1977年
  • 「角川日本地名大辞典」編纂委員会編 『角川日本地名大辞典 11 埼玉』 平凡社、1980年
  • 埼玉県編 『武蔵国郡村誌 第5巻』 埼玉県立図書館、1954年
  • 埼玉県神社庁神社調査団編 『埼玉の神社 入間・北埼玉・秩父』 埼玉県神社庁、1986年
  • 飯能市史編集委員会編 『飯能市史 資料編Ⅴ (社寺教会)』 飯能市、1982年
  • 飯能青年会議所広報委員会編 『飯能なんでも大全集』 飯能青年会議所広報委員会、1983年
  • 飯能第一国民学校編 『飯能郷土史』 国書刊行会、1981年原本は1944年に飯能翼賛荘年団から発行。