生涯未婚率

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生涯未婚率(しょうがいみこんりつ)とは、50歳までに1度も結婚したことがない人間の割合のことである。なお、50歳までに配偶者離婚あるいは死別した場合はこれには含まれないので注意を要する。5年に1回の国勢調査のデーターを基本にして45歳から49歳と、50歳から54歳の未婚率の平均値から計算し、国立社会保障・人口問題研究所が公表する。

昭和60年(1985年)の時点では男性女性共に5パーセント未満であったが、平成12年(2000年)に男性が10パーセントを突破し、その10年後には男性が20パーセント、女性は10パーセントを初めて超える事態となっている。現在も未婚率は急増しており、このままいくと研究所の推定では2035年の時点で男性は29パーセント、女性は19パーセントまで上昇する可能性があるという。平均初婚年齢も平成27年(2015年)の時点で男性が31.1歳、女性が29.4歳と右肩上がりで、結婚していても子供がいない夫婦の割合も増加している。

なお、生涯未婚率という言葉は昭和から平成の移り変わり頃から使用されるようになった。ただ、近年では家族やライフスタイルの多様化などから生涯未婚率が増えていることも指摘されており、またこの言葉の使用は当事者などから反発されており、平成29年(2017年)から厚生労働白書での表現が削除されて「50歳時の未婚割合」と変更されている。

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