王安 (新)
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王 安（おう あん、? - 地皇2年（21年））は、中国の新の皇族。新の皇帝である王莽の3男。兄に王宇、王獲。弟に王臨・王興・王匡らがいる。王莽の正妻（王皇后）の子である。
生涯[編集]
王莽の3男で、生まれつき病弱だったという。このためなのか、長兄の王宇、次兄の王獲がいずれも父の王莽によって殺され、正妻の子の中では1番の年長者であったにも関わらず、王莽が皇帝に即位した際に皇太子に選ばれず、その座は同母弟の王臨が立てられている。
地皇2年（21年）に母の王皇后が死去し、さらに皇太子だった王臨も王莽によって殺された後、そのショックのためなのか王安も間もなく病死したという。王安のみは、王莽の正妻の4人の息子の中で唯一、天寿を全うしている。
王安の死により王莽の嫡系の血統は絶えることになった。このため、王莽は侍女との間に生まれていた庶子らを後継に立てることになった。