満州国切手(まんしゅうこくきって、Manchoukuo Puppet Government)とは、昭和7年(1932年)3月1日に日本の関東軍が、中国東北部に築いた満州国で使用されていた切手のことである。建国当初の郵政業務は、それまでの中華郵政をそのまま接収して採用していたが、同年7月24日をもって中国の切手の使用を停止し、2日後の7月26日からは「満州国郵政」と表示された切手が使用されることになった。昭和9年(1934年)に「満州帝国」表記となる。昭和20年(1945年)8月15日に日本が敗戦すると同時に満州国も崩壊し、満州国切手の使用は終了となった。