温州蜜柑

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ウンシュウミカン
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温州蜜柑(うんしゅうみかん)とは、現在普通に「蜜柑」と呼ばれている蜜柑である。いわゆる種無し蜜柑のことである。 温州と言われるため、よく中国が原産であると誤解されているが、実際は日本江戸時代初期に長崎で偶然産まれたものであり、いわば長崎原産の純粋な日本種の蜜柑である。しかし江戸時代は士農工商で身分が固定化し、封建制度の厳しい時代であっため、種無し蜜柑は「子種が無い」に通じる、つまり「子供が生まれない」ことに通じるとして忌避され、当時は種ありの蜜柑が重宝された。

明治時代に入ると江戸時代の封建制度が和らいだこともあり、温州蜜柑は種が無くて食べやすく甘い、大きいとして急速に人気が出て広まった。種あり蜜柑は明治時代中期までにほとんど姿を消し、温州蜜柑が蜜柑の主流となった。

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