渡邊英理
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渡邊 英理(わたなべ えり)は、日本文学研究者。大阪大学大学院人文学研究科日本学専攻教授。専門は近現代日本語文学。
経歴[編集]
熊本県菊池市生まれ。鹿児島県霧島市・鹿児島市育ち[1]。2009年東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻単位取得後満期退学[1][2]。2012年に学位論文「路地と文学 : 中上健次の文学における遍在化する路地、および歴史のなかで蠢く者たちをめぐる文化研究」で東京大学より博士(学術)を取得(主査:小森陽一、論文審査委員:石田英敬、山田広昭、本橋哲也、新城郁夫)[3]。
2009年天津外国語大学研究生部日本語学院外籍教授。2011年天津師範大学・三重大学国際交流センター、三重大学教育学部/天津師範大学ダブルディグリー派遣教員、客員准教授・外籍准教授。2012年宮崎公立大学人文学部国際文化学科准教授。2015年静岡大学人文社会科学部言語文化学科准教授。2021年大阪大学大学院文学研究科准教授、2022年同大学大学院人文学研究科日本学専攻准教授、2023年同教授[2]。
中上健次、崎山多美、干刈あがたなど近現代の日本語文学を研究する[4]。2022年7月に著書『中上健次論』(インスクリプト)を刊行した。「中上健次の路地をめぐって書かれた小説群を「(再)開発文学」として検討し、その「思想文学」としての内実を紐解く」もの。博士学位論文の一部を含むが、ほぼ書き下ろし[5]。
著書[編集]
単著[編集]
- 『中上健次論』(インスクリプト、2022年)
編著[編集]
- 『小さな流れ』(ぼくとこどもの夢)下村明 原画, 渡邊お話・構成, 北斗南舟 彩色. 南方新社, 2010.10
- 『クリティカル・ワード 文学理論――読み方を学び文学と出会いなおす』(三原芳秋、鵜戸聡共編、フィルムアート社、2020年)