渡辺鋭気

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渡辺 鋭気(わたなべ えいき、1943年9月12日[1] - )は、ジャーナリスト[1]渡辺鋭氣とも表記される[2][3][4][5]。公益財団法人文字・活字文化推進機構専務理事、事務局長[6]

長崎市生まれ。船舶会社勤務を経て[† 1]、1968年日本社会党に入党、『社会新報』記者を務めた[1]。日本社会党中央本部企画調査局企画副部長[7]、企画担当書記を経て[8]、1993年1月政策担当中執[9]、同年9月中央執行委員、企画調査局長[10]。1996年1月社会民主党常任幹事[3]、同年1月から10月企画調査局長[1]。のち民主党衆院議員肥田美代子の政策秘書[4]

社会党右派の連合体・政権構想研究会に所属[9]。社会党の新党問題検討委員会委員[2]、自民・社会・新党さきがけの与党三党による北朝鮮合同訪問団メンバーだった[11]

月刊『医療の社会化』編集長[12]、1978年から1989年『季刊福祉労働』初代編集長を務めた[13]

著書[編集]

  • 『依存からの脱出――「障害者」自立と福祉労働運動』(現代書館、1977年)
  • 『裁かれる世界のソニー――臨時工・長南褜吉の死』(柘植書房、1979年)
  • 『人間破壊工場――大企業の生産現場』(三一書房、1981年)
  • 『労働者の砂漠――八〇年代大工場の現場から』(編著、柘植書房、1982年)
  • 『先端産業社会の夢と現実』(森薫樹共編著、緑風出版、1984年)

分担執筆[編集]

  • 新泉社編集部編『現代日本の偏見と差別』(新泉社、1981年)
  • 全国障害者解放運動連絡会議編『障害者解放運動の現在――自立と共生の新たな世界』(現代書館、1982年)
  • 吉川勇一他著『反核の論理――欧米・第三世界・日本』(柘植書房、1982年)

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. 『朝日新聞』によれば1964年の佐世保原潜寄港阻止闘争に参加。当時石油会社勤務。社会党書記局員を経て、民主党衆院議員政策秘書[5]

出典[編集]

  1. a b c d 日外アソシエーツ編『新訂 現代日本人名録2002 3.ひろ~わ』日外アソシエーツ、2002年、1919頁
  2. a b 「道筋・連携先示せず 山花氏ら再活動へ準備 社党新党検討委」『朝日新聞』1995年3月14日付朝刊7面(政治)
  3. a b 「社会民主党の新役員」『朝日新聞』1996年1月20日付朝刊7面(政治)
  4. a b 「代議士476人秘書全調査 西日本<データ>」『アエラ』2002年4月22日号、16頁
  5. a b 「阻止紛争、失踪 米原潜の佐世保入港(ニュースサイト)【西部】」『朝日新聞』2004年11月12日付朝刊27面(3社会)
  6. 役員名簿 公益財団法人文字・活字文化推進機構(2017年4月3日現在)
  7. 紀田順一郎ほか編『現代日本執筆者大事典77/82 第4巻(ひ~わ)』日外アソシエーツ、1984年、746-777頁
  8. 「“パフォーマンス”は死なず!? 社会党、新語大賞に入賞」『朝日新聞』1985年11月24日付朝刊2面(2総)
  9. a b 「社党新執行部役員の顔ぶれ」『朝日新聞』1993年1月20日付朝刊4面(政治)
  10. 「新たな社会党中央執行委員」『朝日新聞』1993年9月26日付朝刊2面(2総)
  11. 「北朝鮮への軽水炉提供、「韓国製で説得」 訪朝団の渡辺美智雄座長」『朝日新聞』1995年3月25日付朝刊2面(2総)
  12. 『依存からの脱出』著者紹介
  13. 『季刊福祉労働』第43号(1989年6月)

外部リンク[編集]