海軍総裁(かいぐんそうさい)とは、江戸幕府の役職の1つである。幕末の軍制近代化の必要性から慶応2年(1866年)に第15代征夷大将軍・徳川慶喜の慶応の改革によって創設され、これによりそれまでの海軍奉行はその指揮下に置かれた。当初は老中・稲葉正巳が兼任し、征夷大将軍直属とされた。