囲碁棋士

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囲碁棋士(いごきし)は、囲碁のプロをいう。「碁打ち」とも呼ばれる。室町時代は「碁打」、江戸時代は「碁方」と呼ばれる。「棋客」は昔の時代は専門棋士を指していたが、現在はアマチュアを指す。「棋家」は棋士と同じ意味である。「棋伯」は囲碁棋士のうち高段者をいう。

歴史[編集]

  • 1612年(慶長17年)、本因坊算砂が江戸幕府から家禄50石の俸禄を貰い、始めて囲碁のプロが誕生した。
  • 1868年、江戸幕府が崩壊すると、財政的基盤がなくなり、家元制度は崩壊した。
  • 1878年4月、『郵便報知新聞』が中川亀三郎高橋杵三郎との対局の棋譜を掲載し、囲碁棋士を経済的に支える仕組みが作られた。
  • 1879年、村瀬秀甫は囲碁結社「方円社」を設立し、専門家団体として活動を開始した。
  • 1884年(明治17年)、囲棋等級録に188人が記載されており、方円社の勢力が拡大した。
  • 1885年3月10日、『読売新聞』に本因坊秀栄村瀬秀甫戦を掲載した。
  • 1898年(明治31年)、『神戸新聞』が新聞に囲碁欄を設けた。これ以降、明治末期までに朝日新聞毎日新聞読売新聞などの日刊紙に囲碁欄ができる。
  • 1924年7月、日本棋院が設立され、囲碁棋士の団体が誕生し、囲碁棋士の経済的基盤ができた。

参考文献[編集]