藤沢里菜

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

藤沢 里菜(ふじさわ りな、1998年9月18日 - )は、囲碁棋士。四段。祖父は藤沢秀行名誉棋聖、父は藤沢一就八段である。藤沢秀行名誉棋聖門下。

経歴[編集]

1998年9月18、埼玉県に生まれる。2005年(平成17年)、東中野小学校1年のとき兄藤沢秀一とともに小・中学校囲碁団体戦全国大会に出場し優勝した。2009年(平成21年)、日本棋院院生となる。2010年(平成22年)入段(女流棋士特別採用で初段になる)。25年二段、27年三段、30年四段。11歳6ヶ月で入段は女流棋士特別採用として最年少記録である。さらに二十五世本因坊治勲の11歳9カ月を抜き、史上最年少の棋士となった。2017年に賞金ランキングで全棋士中で4位となった。

2019年1月21日の第四十五期天元戦本戦トーナメント一回戦で高橋真澄三段に184手で白番中押し勝ちした。七大タイトル戦の本戦勝利は女性初であった[1][2]

人物[編集]

  • 6歳で囲碁を覚え、自宅近くの囲碁道場に通って元アマ本因坊、洪マルグンセムさんらの指導を受けた。学校が終わると道場に直行し、囲碁ざんまいの生活を続けた。
  • 私は厚みより地(実利)を取るタイプ。祖父の碁も、あまり並べたことがないと語る。

棋歴[編集]

  • 平成26年 第1回会津中央病院杯で奥田あや三段を破り初タイトル獲得[3]
    • ☆15歳9ヶ月は女流棋士史上最年少タイトル獲得記録である。
  • 平成26年 第33期女流本因坊戦で向井千瑛女流本因坊を3-0で破りタイトル奪取
  • 平成28年 第35期女流本因坊戦で謝依旻女流本因坊を3-1で破りタイトル奪取
  • 平成28年 第2回イベロジャパン杯優勝
  • 平成29年 第29期女流名人戦で謝依旻女流名人を2-0で破りタイトル奪取
  • 平成29年 第4回会津中央病院・女流立葵杯優勝
  • 2017年(平成29年)7月16日、 第2回扇興杯女流囲碁最強戦優勝(女流4冠となる)[4]
  • 平成30年 第30期女流名人戦で矢代久美子六段を2-0で破りタイトル防衛[5]
  • 2018年(平成30年)6月22日、 第5期女流立葵杯で謝依旻女流本因坊を2-1で破りタイトル防衛[6]
  • 2018年12月5日、第37期女流本因坊戦で謝依旻女流本因坊を3-1で破りタイトル奪取[7]

受賞歴[編集]

  • 平成26年 棋道賞新人賞・女流賞
  • 平成29年 棋道賞女流賞

参考文献[編集]