法界院(ほうかいいん)は岡山県岡山市北区に所在する真言宗の単立寺。山号は金剛山。詳しくは金剛山遍照寺法界院と号する。本尊は聖観世音菩薩。中国三十三観音霊場第五番札所、百八観音霊場第七番札所。
奈良時代に開かれた真言宗の古刹で、開山は報恩と言われる。本尊は国の重要文化財に指定されている木造聖観音立像で、高さは1メートル余り、平安時代中期を代表する優れた木彫技術である。大師堂には空海こと弘法大師乾漆像があり、仁王門には江戸時代の生坂藩士である松田翠涯筆の天井絵がある。