水尾比呂志
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水尾 比呂志(みずお ひろし、本名・博、1930年11月7日[1] - 2022年1月3日[2])は、日本の美術史家、民藝運動家、放送作家、武蔵野美術大学名誉教授・元学長。
略歴[編集]
大阪府出身。既婚者で長男あり。
民芸運動で知られる美学者・柳宗悦に師事する。武蔵野美術大学教授・大学長、日本民芸協会会長などを務めた。美術誌「国華」顧問も務めた。著書も数多く存在する。平成29年(2017年)に瑞宝中授章を授章する。
令和4年(2022年)1月3日午前9時49分、誤嚥性肺炎のため、東京都三鷹市の病院で死去。91歳没。
著書[編集]
- 『汎神論 水尾比呂志詩集』ユリイカ 1958
- 『デザイナー誕生 近世日本の意匠家たち』美術選書:美術出版社 1962
- 『東洋の美学』美術出版社 美術選書 1963
- 『いけばな 花の伝統と文化』美術出版社 1966
- 『日本宗教造型論』美術選書:美術出版社 1966
- 『東洋の美学』美術選書:美術出版社 1967
- 『扇絵名品集』淡交新社 1967
- 『美の終焉』筑摩書房 1967
- 『民芸の美(日本の美と教養)』河原書店 1967
- 『現代民藝論 手仕事のゆくえ』新潮社 1968
- 『日本美術史 用と美の造型』筑摩書房:総合大学 1970、同:筑摩叢書 1982
- 『日本造形史-用と美の意匠』武蔵野美術大学出版、2002
- 『日本の造形II 竹編』淡交社 1970
- 『わび』淡交社 1971
- 『日本美の意匠』鹿島研究所出版会・SD選書 1971
- 『民窯の旅 焼物の美を求めて』芸艸堂 1972
- 『古窯の旅 日本の焼物』芸艸堂 1975
- 『琳派』芸艸堂:著作選集、1976
- 『手仕事について』芸艸堂:著作選集、1977
- 『近世名匠伝』芸艸堂:著作選集、1977
- 『近世日本の名匠』講談社学術文庫、2006
- 『障壁画史 荘巌から装飾へ』美術出版社:美術選書 1978
- 『現代の陶匠』芸艸堂:著作選集、1979
- 『茶と花』芸艸堂:著作選集、1979
- 『「美の法門」 柳宗悦を読む』東峰書房、1980
- 『障壁画巡歴』芸艸堂:著作選集、1980
- 『日本美の周辺』PHP研究所、1981
- 『日本の美術 その形と心』岩波ジュニア新書 1982
- 『美しさといふこと 水尾比呂志随想集』用美社、1985
- 『日本美の造型』芸艸堂、1987
- 『評伝柳宗悦』筑摩書房、1992、ちくま学芸文庫(増補版)、2004
編著・共著[編集]
- 『古都の障壁画』葛西宗誠・矢野正善写真 淡交新社 1963
- 『沖縄の民芸』二川幸夫撮影 田中一光構成 美術出版社 1964
- 『宗達光琳派扇面画集』編・解説 光琳社出版 1965
- 『宗達光琳派画集』編・解説 光琳社出版 1966
- 『障壁画全集 智積院』編著 美術出版社 1966
- 『邪鬼の性』井上博道写真 淡交新社 1967
- 『日本の石仏』細井良雄・佐藤宗太郎共著 鹿島研究所出版会 1970
- 『障壁画全集 醍醐寺三宝院』 編著 美術出版社 1972
- 『日本の名画4 俵屋宗達』 編著 講談社 1973
- 『現代の陶芸 第3巻 河井寛次郎・浜田庄司・バーナード・リーチ』責任編集 講談社 1975
- 『現代の陶芸 第15巻 佐久間藤太郎・金城次郎・舩木道忠・舩木研児・河井武一・上田恒次・島岡達三・滝田項一・鈴木繁男・武内晴二郎』責任編集 講談社 1976
- 『日本のやきもの 25 民窯Ⅰ』編著 講談社 1976
- 『日本やきもの旅行 3 瀬戸・美濃・常滑・越前・九谷』平凡社・歴史と文学の旅 1976
- 『日本の美術 45 装飾古墳』小学館ブック・オブ・ブックス 1977
- 『益子参考館 浜田庄司蒐集』全3巻、責任編集 学習研究社 1978-79
- 『日本民俗文化大系 6 柳宗悦 民藝』講談社、1978-著作の編・解説
- 『現代日本の陶芸 第13巻 民藝と個人作家』責任編集 講談社 1983
- 『現代日本の陶芸 第2巻 用と美の巨匠』責任編集 講談社 1984
- 『柳宗悦民藝紀行』編 岩波文庫 1986
- 『浜田庄司 近代日本の陶匠 京都で道を見つけ、英国で始まり、沖縄で学び、益子で育った』編・著 1992 講談社カルチャーブックス
- 『柳宗悦 新編 美の法門』編 岩波文庫 1995
- 『柳宗悦随筆集』編 岩波文庫 1996
- 『民藝とは何か 大文字版』講談社学術文庫 2006 解説
翻訳[編集]
脚注[編集]
- ↑ 『文藝年鑑』2008
- ↑ “美術史家の水尾比呂志氏死去”. 産経ニュース (2022年1月7日). 2022年1月7日確認。