殷 登(いん とう、生没年不詳)は、中国の後漢末期から三国時代にかけての魏の政治家[1]。
魏郡内黄の出身[1]。176年に曹操の故郷である沛国譙県で黄龍が現れたため、当時の太史令が「王者が興り、50年のうちに再び現れる」と言ったのを聞いていたという[1]。45年後の220年に沛国譙県に再び黄龍が現れたので、その事を文帝に証言して喜ばれ、文帝から穀物300石を与えられた[1]。