松山市の防災

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松山市の防災では、愛媛県松山市防災について解説する。

過去の災害[編集]

地震[編集]

年月日 地震名 M 備考
1649年3月17日 7.0 松山城、宇和島城の石垣が崩れる。
1707年10月28日 宝永地震 8.4〜8.7 道後温泉の湧出が数ヶ月止まる。
1854年12月24日 安政南海地震 8.4 道後温泉の湧出が数ヶ月止まる。
1854年12月26日 豊予海峡地震 7.4
1857年10月12日 7.2 今治城が破損、死者5人。
1905年6月2日 芸予地震 7.2 死者11人。
2001年3月24日 芸予地震 6.7 死者2人。

その他[編集]

想定される災害[編集]

M8.4で震源を四国沖の南海トラフとしたとき、松山市は最大震度6弱(和泉北、東野など)が想定され、松山市南部のほとんどで震度5強、その他全域で震度5弱が想定されている。
M7.6で震源を川上・小松断層セグメントとしたとき、松山市は最大震度6強(松山市東南部)が想定され、松山市中心部や北条エリアで震度6弱、その他ほとんどのエリアで震度6弱、中島などのほとんどや一部の地域で震度5強が想定されている。
M7.1で震源を伊予断層としたとき、松山市は最大震度6強(松山市南部)が想定され、中心部や海岸近くで震度6弱、その他ほとんどのエリアで震度5強、中島などのほとんどや一部の地域で震度5弱が想定されている。
松山市は、土砂災害の発生する可能性のある場所として、1,652箇所が挙げられている。松山市では、既に前例があり、「過去の災害」項目でも解説したように、大規模なものも起こっている。
東南海・南海地震防災対策計画を作成して津波に関する防災対策を講ずべき者に係る区域」に沿岸部など17の町が指定されている。
2.0m〜5.0m浸水する地域に市坪、朝生田町などが挙げられている。浸水が想定される区域は、下流部に多い。
2.0m〜5.0m浸水する地域に市坪、垣生など重信川北側の地域が挙げられている。

主な避難所[編集]

  • 松山市立小中学校
  • 愛媛大学教育学部附属小中学校
  • 松山東雲女子大学・短期大学
  • 済美平成中等教育学校
  • 道後公民館(祝谷・祝谷東町分館を含む)
  • 余土公民館(市坪分館、保免中分館含む)
  • 石井公民館(古川分館、一の宮団地分館、越智分館含む)
  • 久米公民館(鷹子分館含む)
  • 小野公民館(駄馬分館、太尺寺分館含む)
  • 浮穴公民館(森松分館含む)

一時避難場所[編集]

  • 松山市内のほとんどの公園
  • 松山市内のほとんどの幼稚園・保育園
  • 愛媛大学
  • 松山大学

福祉避難所[編集]

松山市では、48箇所設置されている。

災害対策[編集]

  • 災害対策本部
暴風、大雨、洪水、高潮、津波警報が出された場合や、大規模な地震、火災、爆発、水難などが発生した場合や発生する恐れがある場合に、市長が必要を認めると設置される。
  • 災害時用ヘリサイン
この地域へ不慣れな他地方からの応援ヘリコプターに分かりやすくするため、松山市の小中学校や施設などに3〜5文字の略称学校名を表示する。下地を濃緑、文字色を 白に統一してヘリコプターからの認識を簡単にする。
  • 備蓄倉庫
松山市では、市内に5箇所(北・東・西地区、中央公園、水防センター)を設置している。水防センターのものが最大で、敷地面積は400㎡。

参考文献[編集]

  • 松山市消防局防災対策課「まつやま防災マップ」

関連項目[編集]

外部リンク[編集]