東大前刺傷事件

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
東京大学前刺傷事件から転送)
ナビゲーションに移動 検索に移動

東大前刺傷事件(とうだいまえししょうじけん)とは、2022年令和4年)1月15日東京都文京区弥生にある東京大学弥生キャンパスの正門前で起こった事件。

概要[編集]

2022年(令和4年)1月15日、東京都文京区弥生1丁目に所在する東京大学弥生キャンパスの正門前にて名古屋市に住む高校2年生の男子生徒(以下Aとする)が同日に実施された共通テストに受験予定だった高校3年生の男女2人と70代の男性を刃物で切りつけた。Aは直後に警視庁により殺人未遂の現行犯で逮捕された。メディアによって事件の名称に差異があるが、本項では朝日新聞やスポーツ報知の記事にのっとりこの名称とする。

犯人[編集]

Aは愛知県名古屋市の私立高校に通う男子生徒であった。Aは高校2年生で、医学部を目指して東大に入るために勉学に励んでいたが、1年前から成績が振るわなくなり自信をなくしていた。「人を殺して罪悪感を背負って切腹しようと考えるようになった。」とも供述している。また、事件の数時間前に現場付近を下見をしていた可能性があったとされている。

この節は執筆の途中です この節はまだ執筆途中です。加筆、訂正して下さる協力者を募集中!

事件の経過[編集]

事件前日までの動き[編集]

Aは名古屋市の私立高校に通う男子生徒であり、東大理科三類を目指していた。同校は例年東大や京大への合格者を多数の合格者を出していた。Aは高校1年次のころは一学年の生徒440人のうち、上位50人以内の成績を修めていた。しかし、2年次になると、Aの成績は100番台に低下した。昨年9月(2021年9月)時での面談では職員から「東大理3は無理」といわれ、心が折れたと逮捕後の供述で説明している。また、この面談の前後から無差別殺人を計画し始めるようになった。事件1週間ほど前までに折り畳み式のノコギリや小型ナイフをインターネット上で購入した。

事件前日[編集]

この節は執筆の途中です この節はまだ執筆途中です。加筆、訂正して下さる協力者を募集中!

事件当日[編集]

この節は執筆の途中です この節はまだ執筆途中です。加筆、訂正して下さる協力者を募集中!

反響・影響[編集]

Aの父親[編集]

Aの父親は事件について以下のコメントを残した。以下コメントを原文のまま掲載する。

このたびは、世間をお騒がせしまして、誠に申し訳ございません。被害にあわれましたご本人様には、心より申し訳なくお詫び申し上げます。一日も早いご回復をお祈り申し上げますと共に、ご家族、ご関係者の方々にも併せてお詫び申し上げます。現在、警察による捜査段階で、私共がこの件に関して行動することを控えるよう言われておりますので、被害者様へのお詫びにもお伺いできず、心苦しい限りです。このたびは誠に申し訳ございませんでした。

Aが通う高校[編集]

Aが通う高校では翌16日付の地元新聞社に以下のコメントを残した。

本校在籍生徒が事件に関わり、受験生の皆さん、保護者・学校関係者の皆さんにご心配をおかけしたことについて、学校としてお詫(わ)びします。本校は、もとより勉学だけが学校生活のすべてではないというメッセージを、授業の場のみならず、さまざまな自主活動を通じて、発信してきました。また本校の長い歴史のなかで、そのような校風を培ってきました。ところが、昨今のコロナ禍のなかで、学校行事の大部分が中止となったこともあり、学校からメッセージが届かず、正反対の受け止めをしている生徒がいることがわかりました。これは私たち教職員にとっても反省すべき点です。「密」をつくるなという社会風潮のなかで、個々の生徒が分断され、そのなかで孤立感を深めている生徒が存在しているのかもしれません。今回の事件も、事件に関わった本校生徒の身勝手な言動は、孤立感にさいなまれて自分しか見えていない状況のなかで引き起こされたものと思われます。今後の私たちの課題は、そのような生徒にどのように手を差し伸べていくかということであり、それが根本的な再発防止策であると考えます。

文科省大臣のコメント[編集]

文部科学大臣である末松信介は、事件当日に緊急記者会見を行った。被害を受けた受験生について「本人の状況と意向を確認し、追試験の受験が可能かどうかも含め、受験機会の確保に最大限の対応をしたい。各大学の個別入試で合否判定することも選択肢の1つとしてあろうかと思っている」「誠に遺憾で、残念だ。あってはならないことだ。被害に遭われた方の一日も早い回復をお祈りしたい」「現場に居合わせた受験生のショックは計り知れない。その心情に寄り添う必要性を重大に感じている」などと述べた。また、翌日の16日のテストにおいて各試験会場での警備を強化するように指示した。

1月16日の状況[編集]

文科省大臣の発言を受け、2日目となる16日では多くの試験会場で見回りや警備が強化された。

救済処置[編集]

共通テストでは、体調不良などで受験できなかった生徒を対象に2週間後に追試験が行われており[1]、事件の被害者についても対象となるが、それまでに容態が回復しなかった場合について、2次試験など個別試験だけで合否判定する措置が適用できないか検討されている。

脚注[編集]

  1. 今年度は1月29日、30日に実施予定