旧太田脇本陣林家住宅
ナビゲーションに移動
検索に移動
旧太田脇本陣林家住宅(きゅうおおたわきほんじんはやしけじゅうたく)とは、岐阜県美濃加茂市太田本町3丁目3-34に存在する国指定の重要文化財である。
概要[編集]
中山道太田宿の脇本陣で、林家とは初代の林由秀から、この太田で脇本陣を務めた旧家である。この住宅は宝暦9年(1759年)に死去した由秀が建てたものと言われる。
屋敷は中山道に面したおよそ6100平方メートルの敷地に、主屋に質倉、借物倉、表門が配されている。主屋は桁行8間、梁間9間半、2階建て、切妻造の大型住宅で、質倉と借物倉は共に土蔵造である。なお、幕末の文久元年(1861年)の和宮の江戸降嫁の際に一部が新築されたといわれる。
現在まで屋敷構えはよく残されており、中山道の宿場建築の遺構としても非常に貴重で、建立年代も古く、昭和46年(1971年)に国の重要文化財に指定された。