日川渓谷（にっかわけいこく）とは、山梨県甲州市にある渓谷である。甲府盆地の東部にあり、甲斐大和駅から近い。
甲府盆地のブドウ郷の間を流れる日川は、かつて天正10年3月11日（1582年4月3日）に織田信長・徳川家康連合軍による武田征伐を受けた武田勝頼が上流の天目山で自殺した際、3日にわたってその血が流れ続けたという伝説があり、そのことから三日血川と称されたのがなまって日川と呼ばれるようになったという。上流の渓谷は絶壁が迫る川底に奇岩が転がり、時には野猿も見ることができる秘境であり、この付近にはヤマメの宝庫としても知られて多くの釣り人がやって来る。