新田啓子
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新田 啓子(にった けいこ、1967年 - )は、アメリカ文学者。立教大学文学部文学科英米文学専修教授。専攻はアメリカ文学、文化理論[1]。
東京生まれ[1]。日本女子大学大学院文学研究科英文学専攻修士課程修了[2]。1999年ウィスコンシン大学マディソン校英文学研究科博士課程修了[3]。2000年東京学芸大学教育学部講師、2003年助教授、2004年一橋大学大学院言語社会研究科助教授、2007年立教大学文学部英米文学専修准教授、2010年教授。2013年9月-2014年8月イェール大学英文学部客員研究員[2]。
黒人文学を中心としたアメリカ文学、批判的人種理論やフェミニズム・ジェンダー理論を中心とした文化理論を研究している[2][4]。2006年2月福原財団福原麟太郎賞(研究助成金)を受賞[2]。2013年6月『アメリカ文学のカルトグラフィ』でアメリカ学会第18回清水博賞を受賞[2][5]。
著書[編集]
単著[編集]
- 『アメリカ文学のカルトグラフィ――批評による認知地図の試み』(研究社、2012年)
編著[編集]
- 『彼女は何を視ているのか――映像表象と欲望の深層』(竹村和子著、河野貴代美共編、作品社、2012年)
- 『ジェンダー研究の現在――性という多面体』(編、立教大学出版会、発売:有斐閣、2013年)
訳書[編集]
- トリーシャ・ローズ『ブラック・ノイズ』(みすず書房、2009年)
- G・C・スピヴァク『スピヴァク、日本で語る』(本橋哲也、竹村和子、中井亜佐子共訳、みすず書房、2009年)
分担執筆[編集]
- 上杉忍、巽孝之編著『アメリカ研究の越境1 アメリカの文明と自画像』(ミネルヴァ書房、2006年)
- 大橋洋一編『現代批評理論のすべて』(新書館、2006年)
- 竹村和子編著『ジェンダー研究のフロンティア5 欲望・暴力のレジーム――揺らぐ表象/格闘する理論』(作品社、2008年)
- 渡辺靖編『現代アメリカ』(有斐閣[有斐閣アルマ]、2010年)
- 野田努、三田格編『ゼロ年代の音楽――ビッチフォーク編』(河出書房新社、2011年)
- 澤田直編『移動者の眼が露出させる光景――越境文学論』(弘学社、2014年)
- 竹内勝徳、高橋勤編『身体と情動――アフェクトで読むアメリカン・ルネサンス』(彩流社、2016年)
- 日本英文学会(関東支部)編『教室の英文学』(研究社、2017年)
- 藤平育子、中良子編著『フォークナー文学の水脈』(彩流社、2018年)
- 三原芳秋、渡邊英理、鵜戸聡編『クリティカル・ワード 文学理論――読み方を学び文学と出会いなおす』(フィルムアート社、2020年)
- パトリース・カーン=カラーズ、アーシャ・バンデリ著、ワゴナー理恵子訳『ブラック・ライヴズ・マター回想録――テロリストと呼ばれて』(青土社、2021年)
- 下河辺美知子、越智博美、後藤和彦、原田範行編著『脱領域・脱構築・脱半球――二一世紀人文学のために』(小鳥遊書房、2021年)