新潟奉行(にいがたぶぎょう)とは、江戸幕府における奉行職の1つであり、遠国奉行の1つである。老中支配。
江戸時代後期の天保14年(1843年)、越後長岡藩支配領だった新潟を幕領(天領)として設置した奉行職であり、新潟の民政と港湾船舶の監視、さらに同時期における外国船に対する海防や新潟港の収入を江戸幕府の財政再建を目的に手に入れる必要があったとされている。 1868年の大政奉還後、奉行所は新潟裁判所に改組され、短期間で新潟府となり、翌年には水原県、1870年に新潟県となった。