斜陽館
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太宰治記念館斜陽館(だざいおさむきねんかん しゃようかん)は、青森県五所川原市金木町にある博物館。
概要[編集]
日本を代表する小説家である太宰治の生家を保存した記念館である。太宰治生家ともいう。
1996年(平成8年)3月に旧金木町が買い取った。買収後に修復工事を行なって平成10年(1997年)4月に太宰治記念館として開館した。近代和風住宅の代表例として2004年(平成16年)国の重要文化財に指定されている。
歴史[編集]
明治の金木在郷の大地主・国会議員、津島源右衛門(太宰治の父)によるもので、入母屋作りの建物は、明治40年、日本三大美林のヒバを使い、当時のお金で工事費約4万円を掛けた。
戦後の農地改革で源右衛門の後を継いだ津島文治(太宰治の兄)は財産税の物納として手放し、その後は旅館となっていた。
展示[編集]
太宰は官立弘前高校を卒業して東京帝国大学に進学するまでの間、この生家に住んでいた。館名の「斜陽館」とは太宰の小説の題名からとられたものである。
太宰が着用していたマント、羽織袴や執筆した初版本、原稿、川端康成、兄文治への書簡など約300点の資料が展示されている。中でも「走ラヌ名馬」の直筆原稿は貴重な資料である。
基本事項[編集]
- 名称:五所川原市太宰治記念館「斜陽館」
- 設計:堀江佐吉
- 竣工:1907年(明治40年)
- 指定: 国の重要文化財(2004年(平成16年)12月指定)
- 所在地:〒037-0202 青森県五所川原市金木町朝日山412-1
- 交通: 津軽鉄道金木駅から徒歩7分。
- 開館:4月1日~9月30日 9:00~17:30 最終入館17:00 10月1日~3月31日 9:00~17:00 最終入館16:30
- 休館日:12月29日
- 入館料:一般 個人600円 高・大学生400円 小・中学生250円
外部リンク[編集]
- 公式サイト
- 他ページ