教派神道連合会
教派神道連合会(きょうはしんとうれんごうかい)は、教派神道の連合組織。略称は教派連[1]。「各教派の親密なる提携により、神道教化の活発な展開を図り、道義に基づく文化日本の建設に寄与し、世界平和の確立に貢献すること」を目的とし、日本仏教会・日本キリスト教連合会・神社本庁・新日本宗教団体連合会・日本宗教連盟と協力して活動を行っている[2]。青年組織として教派神道連合会青年会議をもつ[1]。2017年2月現在、出雲大社教・大本・御嶽教・黒住教・金光教・實行教・神習教・神道修成派・神道大教・神理教・扶桑教・禊教の12教派が加盟している[2]。
歴史[編集]
1895年(明治28年)に出雲大社教、黒住教、御嶽教、實行教、神習教、神道大成教、扶桑教、神宮教(後の財団法人神宮奉斎会)の8教派が参加し「教派神道連合会」の前身である「神道同志会」を結成した[3]。教団同士の親睦と渉外機関としての役割を目的とする[2]。1899年(明治32年)に神道本局(神道大教)、神理教、禊教が加盟し「神道懇話会」と改称し、更に1912年(明治45年)に金光教、神道修成派、天理教が加盟し13派の形が整い「神道各教派連合会」と改称する[3]。1934年(昭和9年)に現名称となる[3]。
1956年(昭和31年)に大本が加盟[3]。1970年(昭和45年)に天理教が退会[3]。1976年(昭和51年)に神道大成教が退会[3]。また1959年(昭和34年)に神習教が退会、1994年(平成6年)に復帰している[4]。
1991年(平成3年)に青年組織として「教派神道連合青年会議」が結成され、1996年(平成8年)に「教派神道連合会青年会議」に名称を変更した[4]。
1995年(平成7年)には、結成100周年を迎え「教派神道連合会結成百周年記念式典」が開催された[5]。禊教、神道大教、實行教、金光教、黒住教、扶桑教、御嶽教、神理教、大本、神習教、神道修成派、出雲大社教の12教派に加え、天理教、神道大成教の管長も出席した[5]。