援蔣ルート

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援蔣ルート(えんしょうるーと)とは、日中戦争の際、アメリカイギリスソ連などの第3国が中華民国蒋介石政権を支援するために援助物資を送っていた輸送ルートのことである。介石を助するという意味から援蒋ルートと言われている。

概要[編集]

日中戦争は泥沼化していたが、日本軍がある程度優勢だった。このため、日本を仮想敵国と見なす米英ソなど第3国は蒋介石を援助するため、ガソリンや鉄材、トラック、武器、弾薬などの物資を送っていた。日本の参謀本部昭和15年(1940年6月の時点でそのルートと月額補給量を次のように想定している。

  • 西北ルート(外蒙ウランバートル経由) - 500トン。
  • ビルマルート - 1万トン。
  • 仏印ルート - 1万5000トン。
  • 中南支沿岸ルート(上海香港経由の密輸ルート) - 6000トン。