押し麦
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押し麦(おしむぎ)とは、大麦の粒を潰したものである。
概要[編集]
大麦はグルテンを含まないため、粉にしても麺にもならずパンにもならず、結局粒のまま食うしかない。とはいえ皮が固いので、「まるで虱を噛んでいるようだ」と悪口を叩かれた。
そのため食感をよくするため粒を挽きつぶしたものをいう。
人間生活との関わり・利用[編集]
古代メソポタミアでは、発芽させてから麦芽ごとビールにしたり、粥にして食ったりとかいった工夫がされていた。それを考えると押し麦というのは味わい深い食品である。ちなみに、恒星のスペクトルを観測するために星像をスリットに合わせることを「オシムギにする」という記述が石田五郎の『天文台日記』にある。