戦術級ネット鯖

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戦術級ネット鯖(せんじゅつきゅうねっとさば)とは、現在ウクライナ近辺などで活躍しているサーバーである。戦場では安定した電力供給もないためバックアップ電源も必要になり、通信回線も切れてしまえば電波によるしかなくなるため無線サーバーとしての機能も必要な、貨物用コンテナ一台分くらいにはなりかねない不細工な代物ではある。ただし被害の少ない都市部では(不安定ながら)電源とネット環境においては、弁当箱程度のサイズ(iMac Mini くらいのサイズ)に収まる。

概要[編集]

「戦略核兵器」(水素爆弾)や「戦術核兵器」(原子爆弾)は、いまどき使えない。全面核戦争に発展しかねないからである。なにしろ航空機と違って訓練飛行の必要もなければ経年劣化も大してしないので、サイロの中で眠らせておけばいい。「小型化して移動できるようにしよう」とか考えると紛争の火に油を注ぐことになる。
ただし、情報戦となると様相が変わってくる。国内輿論も気にしなければならないのでインターネットを完全に遮断することはできず、データはどこからでも入ってくる。さらにWinnyのような、「中枢のないP2Pのデータ交換ネットワークシステム」の技術も確立している。日本ではWinnyは京都府の警察と検察がなんとか有罪まで持って行ったものの上告されて最高裁まで争って無罪判決が出た。京都の警察と検察の面目は丸つぶれであり、安倍晋三もこれでちょっと人気が下がったらしい。
Winny に関しては多くのソフトウェア開発者が当局とマスコミの対応に怒りを覚え、各種の対抗策を編み出した。httpサーバーとしては Apache があり、コンテンツサーバーとしてはTomcat があり、RDBMS としては MySQL があり、あとはメールサーバーがあればやり放題である。秋葉原や日本橋を半日もぶらつけばパーツは手に入る(ケースは大きくなるのとファンの騒音が邪魔なのが残念だが)。しかも複数のサイトでデータを共有しているから「頭を押さえる」ことができない。しかもインターネット・プロトコルの原型はハワイ大学において無線通信をもちいて組まれたネットワーク(アロハネット)によるもので、かなりタフである。これをDARPAがブラッシュアップしたものを研究用の使用を許したのがARPANETであり、それを商用理由可にしたものが現代のインターネットである。
こんなものが安価かつ大量に普及した日にはロシアや中国や北朝鮮にとっては、まさしく悪魔のような存在である。
それが弁当箱一個分で電源とネット環境につながればホイ、みたいなことになったら、独裁政権にとっては堪ったものではない。こうなると「空爆されたほうがまだマシ」な感じはするだろうが、原爆を実戦において二発も落とされた世界唯一の国家である日本が容赦することはなく、マンガやアニメなどのコンテンツを雨霰のごとく降り注いでくるのである。これを「黒い雨」と言わずして何と呼べばよいのだろうか。そうして精日化してゆく国民を押しとどめるだけの文化的基板や精神的基盤があるのかどうか。そこが問われてしまうのである。
マウスコンピューターかどこかで作ってもらえればありがたいのだが、京都府警によって、Winnyは「Winnyの匿名性は、著作権法わいせつ物頒布罪児童ポルノ規制法個人情報保護法などに抵触する違法なファイル交換を行う」とされて睨まれていたため、どこかの地方の警察署のイヤガラセを受ける可能性がある。

構成[編集]

まず、ハック・アタック(DoS攻撃)を防御するため http サーバであるApacheを立てる。その下に静的コンテンツを置いてもよいが、大規模化すると管理が面倒臭くなる。
その下にコンテンツサーバー(Tomcatなど)を置き、MySQL などのRDBMS と連動する。Struts のようなフレームワークは保守が面倒臭くなるのでなるべく使わないほうが無難であり、JSP と HTML5 とCSS2 くらいで書いた素朴なシステムのほうが使い勝手がよく手作り感があってよい。デザインに関しては「CSS Zen Garden」が参考になる。BBSはあったほうがいいが、すでにWinny にはBBS 機能が含まれている。ただし「作文」というものが苦手な人が多いので、長文の書ける人は賞賛される反面、だいたい権力者に嫌われ叩かれる。
ちょっと有名になると、たちの悪いハッカー(ハッカーというよりシーフだが)がチョッカイを出してくることがあるので、「C:」というパーティションを別に立てておくという手がある。そこには mimic という bash もどきがいて、unix の基本コマンドは一通り使えるのだが、じつは Java で書かれたダミールーチンである。うろうろしているうちにトラップに引っかかるということになる。

脚注[編集]