心巌院(しんがんいん)とは、岐阜県安八郡輪之内町下大榑13024に存在する寺院である。
江戸時代中期の宝暦3年(1753年)、江戸幕府は仮想敵国である薩摩藩に対して揖斐・木曽・長良の3河川における治水工事を命じた(宝暦治水)。この工事は難工事となり、工事費も予算も薩摩藩には過重な負担となり、後に倒幕を行う遠因にまでなったといわれている。
この心巌院には、宝暦治水で犠牲になった薩摩藩士・小山田住八郎左衛門の墓があり、ここは岐阜県の史跡に指定されている。