徹夜
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徹夜(てつや)とは、夜を徹して仕事か遊びなど、何らかの活動を行うことである。断眠(だんみん)とも言う。
定義として、何時から何時まで活動をすれば徹夜になるのか、という問題がある。一説に日没以降から日の出時間までとする。深夜作業と徹夜は異なるが、途中で仮眠を取ったら徹夜と言えるのか、という課題もある。「完徹」という言葉があるからには、完徹でない徹夜もありそうだ。
概要[編集]
徹夜の危険性[編集]
徹夜を続けた場合、以下のような危険性が芽生える可能性が高くなる。
- 極度の判断力の低下および錯覚。
- 行動が粗雑になる。
- 物事に対して猜疑的になる。
- 人格の変容。
徹夜の最長記録[編集]
人間の徹夜の最長記録は、1965年のアメリカで264時間12分、すなわち約11日という記録が報告されている。ただし、これは当時の技術力などの問題もあり、脳波を記録したものではない。つまり途中に短時間の睡眠(マイクロ・スリープ)が存在した可能性がある。
脳波を記録して行なった断眠実験の最長記録は、1971年のドイツで記録された114時間で、すなわち約5日。被験者は28歳の青年であった。
日本では昭和41年(1966年)に101時間8分30秒、すなわち約4日という断眠記録が出ている。被験者は23歳の青年であった。
なお、断眠後の睡眠時間に関しては極端に長くなるようなことはなく、12時間から14時間ですっかり回復したとされており、たくさん睡眠をとる、いわゆる寝だめは余り効果が無いようである。